雨あがりを待つような



大雨が過ぎていきました。
思い出したように細かく降りながら、少しずつ明るくなり、夕方には晴れるそうです。



本日は自宅作業ということで、
午前中はエスキースを考えるともなく描きだしていました。


描きたいもの
求められるもの
技術的にできること
間口の広いもの


ただ描くというだけではダメなのか、と尋ねられ

答えをYESかNOかで返すなら

YES、
それではダメだと思っています。



きっぱりと分けていけることでもなく
出会いや繋がりのようにゆらいで動くものでもありますが

繰り返し繰り返し、
考えて練り直す中で
ふっと軽くなるようにきれいに抜けていく、
そんな「答え」が浮かび上がってくることがあります。


考えすぎてこんがらがったもの、偏ってしまったもの
最大公約数をとろうとしてぺらりとしてしまうもの


それとは違う、何度見ても確信がある「答え」が出てくることがあって


その瞬間を迎えられるように、逃さないように
いま少し、時間をそこに配りたいと思っています。






台所の窓から見える、雨上がりの竹や木々の葉が綺麗です。


暗がりと、葉の切り取るような形、星のように光る斑、重なり、流れ。
それらを美しいと思い、何か美しさ以外のものを感じ。

これはなんなんだろうなぁと
ぼんやり考えながら、
窓からの風にあたっています。

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