個展が終わり、納品もほぼほぼ完了し
ぼちぼち私も仕事納めか…と思いつつも、はっきりとした納めの日がなく続く毎日。
個人事業主らしいなぁと呑気な感慨を覚えています。
先日、納品待ちのものとは別に
小さな作品を3つ額装に出してきました。
来年Creemaでの販売か、絵画のレンタルサービスに出そうかなと思っています。
額選びや作品の梱包、お送りなどなど
ひとりで描くだけでは学べなかったことばかり。
そうした機会を通して、私自身も作品も育っていくような気持ちです。
また、梱包用の箱屋さん・額屋さんと「仕事納め」の日を話していると、
絵を通して社会と関わっているな、と
そんな風にも思います。
20代、会社員をしていた頃
この年の瀬は落ち着かないものでした。
年末年始の連休を前に、キリをつけなくてはならない。
23日が祝日だったこともあって、毎晩遅くまで会社に残るのが基本でした。
年明けからは年度末に向けてもっと忙しくなるので、
「仕事納め」という言葉にある清々しさとは縁のない焦燥感と共に年越しです。
それでも、1個上の先輩と残業後に駅まで歩いたクリスマスの夜や
納会後に会社でパソコンに向かっていたこと。
そうしたものも過ぎれば何がしか、感慨深いもの。
1年の終わりという「締め・納め」の清新な空気は
思う以上に強くあるものなのかもしれません。
この年の瀬は、次にどんな絵を描こうかと
耳を澄ませている最中です。
「樹」や「庭」など色々出てくる中、
昨日は「舟」が出てきました。
目を凝らしたくなるところを
あえて「気付いてないよ」とばかりにそっとしておくと
良い風に転がってくれることがあります。
呑気なスタイルですが(笑)、まぁそれも1つの手法。
まだ見えないそれらに想いを馳せながら
新しい年になる清々しさを、深く吸い込みたいなぁと
そんなことを思っています。