
昨日、noteで愛用の器について記事を投稿しました。
置き場に限りがあるので、数は少なく、新しく買い求めたりも基本的にしません。
丈夫で飽きがこなくて、見た感じもそこそこイイじゃない、そんな風に愛用できているのが、自分らしくて良いなと思っています。
器が好きなのは昔からで、特に何があったとか、誰かの影響ではないように思います。
おとぎ話や童話では、甕や鉢や瓶といったアイテムが印象的な使われ方をしていますし、
自然と挿絵もそれらを描いていて美しい。
そんなところから「器好き」が始まったのかもしれません。
漫画『ガラスの仮面』(美内すずえ、白泉社)の劇中劇でも『ジーナと青い壺』がなかなか好きだったりします(笑)
今年の神戸個展では、もう少し「うつわ」や「船」に焦点をあてた絵が出てくるかな、と思っていました。
結果、4作品。
全体を見るとそんなくらいでちょうど良かったような。

「中が空っぽのもの」「うつわ」というのは、民俗学的にも豊かなテーマだそうです。
日本でいくと「ひさご」「ふくべ」「ひょうたん」にまつわる伝承、それから「うつぼ舟」「うつろ舟」。
中が空であるということから想起される「満ちる予感」「満たすもの」。
時間のうつろいや、水や花や、そうしたものに興味がある私にはかなり相性が良いなぁと思いつつ。
伝承や文様や実物の美しさなどに目を泳がせているばかり、というのが今現在。
描くとなると、言葉をたよりに抽象的な深掘りをしたくなるので「うつわ」でどこまでいけるのかなぁと、そんな風にも思います。
しばらくは水や花の補助的なアイテムというのが現実的かもしれません。
「人」を器に見立てられたら、もう1つ広がりがあるか、とも考えたり。
ラフな絵や、切り絵や、イラストなどにはちょこちょこと顔を見せる「うつわ」。
どこかでまた1つのテーマとして、大きく芽吹けば良いなぁ、と思っています。