
前回のコラムに続いて「夜泊石」のことを書こうと思っていましたが、いま少し「花宇宙」について。
「アウトプットの良い波がやってくるかもしれません」と結んだ前回。
やっぱりそんな感じのものが来ていまして、毎日「ハッ」としています(笑)
軽めのものですけれども。
真ん中に、大きく1つ花のような形。
その花の中に、宇宙を彷彿させる色を詰める。
花芯は、シベでありながら、惑星や、はたまた須弥山を俯瞰したようなものも見据えて。

そんな風に言葉にすると遠くなったり、絵との不一致が目立ったりするので考えものですが、なにかこの花の中に、一つの世界が描けるんじゃないかなと思っています。
そんな「花宇宙」を6枚、まずは小さな作品として描き上げました。
作品に取り組んでいると、周りのものがどんどんそれに引き寄せられるような感覚に陥ります。
たとえば、ふと目にした惑星の画像だったり。
noteで読んだハスの記事だったり。
ふと思い立って開いた石の図鑑の見慣れた裏表紙の写真だったり。

「花宇宙」という言葉で広げていくと「宗教世界」の話に傾きがちです。
言語化しているのがそうした分野なんでしょうね。
特に、インドを発祥とする信仰や、日本仏教。
ハスはその最たる象徴です。
信仰を体系化した宗教は、非常に論理的に言語化されているもの。
ですので、逆にちょっと論文読んでるみたいに現実味がなくなるんですが(笑)、私が「花宇宙」に感じている大きなことは、自然の美しい形として、私たちの身の回りにあるものです。
例えば、惑星状星雲の花のような形であったり。
あるいは、碧玉(ジャスパー)の、花のような模様であったり。
「惑星状星雲」「オーシャン・ジャスパー」「ポピー・ジャスパー」などで画像検索いただくと、私の思っている「花宇宙」のイメージに触れて頂けると思います。
世界が、マクロもミクロもこうして美しい形で現れるということ。
むしろ、その形を私たちは秩序と感じて、「美」と思うこと。
図像や宗教美術にはじまる「好きなこと」を、無理に作品に取り込まないようにしてきました。
無邪気に乗せるには、私はヨコシマすぎるのです(笑)
だから、こうして自然と作品に嵌っていくかもしれない、作品がそこに向かうかもしれない。
そんなとば口に立っている今は、本当にドキドキしています。
