心に浮かび上がる景色を描いています。

水の流れや石や月や星。
静かに光るものに、いつも気持ちが動きます。


どこかここでないところ、
立ち尽くすような光景を描きながら

川のながれに無常を感じた人々のこと、
石ばかりの川原の光に思いを馳せた詩人のことが浮かびます。



つど思い起こす文学作品と、画面に現れる景色をながめていると
いつの時代にも、人が心の奥底で感じている静けさ
それに触れたような、そんな感覚をおぼえます。


自分がなにか大きな流れの中にいること。
描いていて良かったと思える、沁み込むような嬉しさ。
そうして、この景色を心にもつ人がきっと私の他にもいることを信じています。


ふっと目に入った瞬間、
琴線に静かに触れるそんな絵を、これからも描いていきたいと思っています。

髙井みいる



連作『やまず流れる』

落月 武蔵野・山月

ペン画 2025.5.12 UP!


古くから脈々と連なる図像に関心があります。
古今東西それぞれの場所で、
それぞれの思想を象った図像たち。

その強さや美しさを描いてみたくなった時、
速く確かに形を作っていけるペン画。

そんな一連の作品たちをご紹介しています。



ART WORKS – drawing –


小さな絵


気ままに描く小さな絵。

版画のような切絵のようなフォルムに、物語の気配を感じながら描いています。

こうしたイラストでふっと出てくる動物たちは
どこかユニークな面持ちのまま、
星降る夜の中を遠くへ駆けだしていきます。


ART WORKS – small art –


エスキース 2025.4.23 UP!


作品になる前のイメージ図「エスキース」。

頭の中に浮かんだ影や気配を
紙に描き出していくその過程は
自分の心の中をさぐっていくような心地です。

そこから絵画になるもの・ならないもの、
動き出す前の気配をもったこれら。
作品とはまた違った味わいをお楽しみください。


ART WORKS – esquisse –