綿100%の布に、膠と絵具で描く方法を模索中。
一旦メドがつきましたので、その工程と使った材料などを、つらつら書き留めました。
こちらのページでは「綿布のパネル張り込み」について。



4 パネル張り込み


▶ パネルにはあらかじめ和紙を袋張り
▶ そこに綿布をベタ貼りする

材料・道具


  • パネル(和紙張り込み済み、今回は安価な機械漉きの鳥の子を使用)
  • でんぷん糊(小麦澱粉100%)
  • 膠(板膠8g、水100gの濃度のものを使用)
  • 水、筆洗
  • 筆(膠用、糊用)
  • ヘラ(今回は大きな三画定規で代用)
  • パネルを置く台

パネル張りのポイント


  • 膠を引いて布をのばしてから張り込む
  • パネルと布の垂直平行がずれないように位置を決める
  • ヘラで空気を抜く
  • 角は折り込まずにベタ張り

「和紙を貼り込んだパネルにベタ張り」というのは初めての試みです。


・綿布の縮みを抑えて、表面の絵具が動かないようにしたい
・小さなサイズなので、ベタ張りしやすい


学生の時のシーチングでは、裏打もせず、袋張りにしていて、更に細かな岩絵具を塗り重ねていたので、絵の表面が割れたんですね。
もう今はそうした描き方もしていないのですけれど、念には念を、でベタ張りにしてみました。

大作では難しいやり方なので、その場合は袋張りにするかなと思っています。

手順
① 糊と膠を混ぜる
② 糊膠をパネルに塗る
③ 膠を綿布に塗って充分にのばす
④ ヘラを使って空気を抜きながらパネルに貼る
⑤ 乾かす(半日程度で乾く)
⑥ 余分な綿布をカット
⑦ 角を糊膠でしっかり止める

糊を水で固めにのばす
そこに膠を入れて、塗りやすい濃度までのばす
和紙張りのパネル全面に塗る
膠を綿布の裏面に引く
綿布の上にパネルを置く
長辺の側面を貼り付ける
台にのせる
ヘラなどで空気を抜く
短辺を貼り付ける

貼り込んだ状態


角の始末
隅までしっかり貼り付けておく

貼り込みは1時間程度で終わりました。
完全に乾くまで置いておきます。
冬場、暖房きかせて20度程の室内では6時間で乾きました。

乾いたら余分をカット
切りやすいです
側面のあまりもカット
ハサミなのでやや切りづらいですが、このぐらい真っ直ぐに出来ます
糊付けの甘いところがあれば再度塗布