

昨年の初個展に続き、2025年は神戸・トアロードにて絵画展を開催いたします。
本展に関するお知らせは、順次こちらのページにて掲載して参ります。
開催までの道のりをどうぞお楽しみください。
会場はこちら、トアギャラリーさま。
トアギャラリー
場所は神戸市中央区、旧居留地と山手の異人館を結ぶ伝統あるトアロード沿い。
「世代をこえたアートの誕生」をコンセプトにされています。
今回は「花」をテーマに、20点ほど描き下ろします。
予感や名残を感じながらどこか儚い、そんな光景をお届けできましたら。
新しい出会いと嬉しい再会。
そうした場所を神戸でもご用意できますよう、誠心誠意はげんで参ります。
髙井みいる 絵画展 花たずさえて
- 会期:2025年9月13日(土) – 9月18日(木)
- 時間:11:00 – 19:00 ※最終日は15:30まで
- 会場:トアギャラリー1階(神戸市中央区・トアロード沿い)
詳細はこちらより ▷ 個展のご案内・絵画展「花たずさえて」

* 材料や道具につきましては「絵具・道具の用語集」ページにて。あわせてご覧ください。
2025.9.12
明日から始まります
いよいよ明日から会期です。
昨夜は無事に搬入・設営を終えることができました。

前回の京都展では搬入・設営は丸1日、
今回は18-21時の3時間。
作品数はおよそ半分なのですが
3時間でどこまでできるかな、と入念に下準備をして臨みました。
やや心配していたものの
テキパキ陳列ができ、余裕をもって会場をご用意することができました。
応援団お二人の素晴らしいお仕事ぶりに、
ギャラリーのオーナーさんも感じ入っておられてまして
私も大変ありがたく嬉しい想いでスタートすることができます。
とはいえ、無事搬入・設営できた高揚感で
搬入後の会場記念撮影はすっかり忘れて帰宅(笑)
今日は今日で色々準備がありますが
気持ちよく初日を迎えられますよう、
体と気持ちを整えながら過ごします。
いよいよ明日。
お越しくださる皆々様に、どうぞ素敵な時間を過ごしていただけますように。
会場にて作品たちとお待ちしております。
2025.9.5
届きました
作品集が届きました。

印刷会社さまの迅速なお仕事、本当にありがたいことです。
ページ数など概要はこちらより▽▽
作品集「みずのあとさき」
個展会場では見本を1冊置きますので、どうぞお気軽に手に取ってご覧ください。
今回、この作品集を会場に置けますこと
とても嬉しく感じています。
一方、本日は作品裏にタイトルを貼るなどしていました。

着々と準備。
のこすところ、あと1週間です。
2025.9.2
間に合いそうです
いよいよ9月。
「大詰めの作品仕上げもあと1枚」と前回書きましたけれど
まだその1枚の仕上げをやっています(笑)
とはいえ、展示準備の方が忙しなくなってきましたので
準備9:仕上げ1くらいのここ最近。
そんな中、なんとか間に合いそうなものが出来てきました。

以前「ポストカードとは違った印刷物もお披露目できれば」と書いていたもの。
前回個展『みずのあとさき』の作品集です。
手に取って頂きやすい小さな作品集を、というのは昨年から考えていました。
それを後押しして下さる声もあり
ここでえいやと作ってみたのが今回のもの。
他の方が出されている作品集やZINEなど色々見た上で、
こういう形でどうだろうと作ってみました。
今回の会場と
その後、Creemaや今後の展示会場での販売を考えています。
今週末に製本いただいたものが届きますので(ギリギリ)、
またきちんとした詳細は別途ご案内いたします。
こういう形はどうだろう、
こんな展開はどうだろう、と
思い浮かぶことがたくさんあります。
それらを1つずつ丁寧に、なるべく早めに良い形で。
続けていく個展の度に
何かそうした確かな1歩をお見せしたいと思っています。
そうすることで
私にも、来て下さった方にも、毎回特別な記念の展示にできますように。
今の私の個展目標です。

2025.8.26
大詰め
展示2週間前ということで、
SNS各種でのお知らせ・DMでのご案内などなど進めています。
作品の方は大詰め。
全体をぐるっと見渡して1つずつ仕上げていく。
それも残すところ1枚となりました。
InstagramでメイキングをUPしましたこちらの作品『白夜の舟』。
その制作過程をこちらでも。






Instagramでも「問題作かもしれぬ」と言ってますとおり
なかなか思い切った作品だと感じています。
「問題作」とは良い意味で、
イメージはあるものの、何だろうかと探りながら絵ばかりが浮かび上がってきて
「これは何?」に答えにくい作品のこと。
その分、言葉では表せない何かを多分に含んだ仕上がりになります。
前回の個展は問題作が多かった中(笑)、
今回はこの1枚が断トツでそれのようです。
麻紙の凹凸ある質感と淡い色からなる不思議な景色。
会場にてどうぞゆったりとご覧ください。
Instagramのメイキングはこちら▽▽
この制作からずっと『「Woman “Wの悲劇”より』が頭の中を流れています。
2025.8.8
ポストカードの販売
前回同様、9月の個展会場でもポストカードの販売をいたします。
好評いただいてます『12の景色』にくわえて
2つの新シリーズをお披露目します。
新シリーズの詳細はこちらのニュースにて▽▽
ポストカード新シリーズ「Flowers」&「ブッセつれづれ」
ということで今回は
合計、3つのシリーズが展示会場でご覧いただけます。



それぞれたくさん絵柄がありますのと、使用している紙も違います。
手にとってお楽しみいただけますと嬉しいです。
ご購入は1枚からOK、複数枚のお得なセットもご用意しております。
ペン画のカルパヴリクシャ『Flowers』は額装した原画も展示いたします。
額装は先日仕上がりまして、完成画像がこちら。

シンプルな細身の縁で、版画のようなスタイリッシュな雰囲気を出してみました。
他5枚も額装しておりますので、どうぞお楽しみに。
1つ、とても嬉しかったこと。
その額縁屋さんにて、素敵なポストカード立てを見つけました。
フレーム自体の素敵さもモチロン、
ポストカード『Flowers』にこれはピッタリだぞ!と(笑)
セットしてみると思った通りのお似合い感。

会場にそっと飾るのが今から楽しみです。
2025.8.6
浮き花
お盆前にはすべての作品を8割くらいには持っていきたいな、と励んでいます。
その後は全部を眺めて、必要なところに仕上げをほどこす予定です。
前回個展の「みずのあとさき」は色がだいたいそろっていましたが
今回は色もさまざま、タッチもさまざま、
これがどう見えるかなぁと私自身どきどきしています。
そんな中、
前回展示で登場していた『葉の光る』シリーズに寄り添うような小品を6点描きました。

今回は『浮き花』と題しまして
水面と花のイメージ、すこし「浮舟」や「浮橋」といった気分で描きました。







葉っぱをスタンプして。
筆をトントンと置いて。
花の形を作りながら、画面に配置していきます。
いつものごとく下図はなし。
小品は完成がイメージしやすいので、意識的に即興のものを取り入れてます。
もちろん緊張はしますけれども、やっぱり楽しいですね。


Instagramでは深緑色のタイプのメイキングをUP▽▽
好きな岩絵具をさらっと使えて嬉しい1枚になりました。
2025.7.30
見えてきたこと
最近になって、見えてきたことがあります。
今回の展示テーマ「花」。
その花を描く時に浮かぶイメージに「風」や「ゆらぎ」があること。
そして「空」や「水」を背景にすること。
私の中で花は
「地面と空(水)をつなぐもの」のような気がしています。

植物が空に向かっていく姿に、感じ入ったことがあります。
当たり前の光景ではありますが
その姿に「天と地を結ぶ」イメージを持つことは
古今東西の伝承からも伺いしれます。
そんな、だいそれたことを思っていたわけではありませんが
花のもつ「予感」や「名残」といった気配が
空・水に向かってたなびくさま。
私は「旅情」に近いものを、そこに感じているようです。
そんな、旅する花たち・静かにそこに佇む花たちを
どこまで今回、形に出せているのかわからないながらも
自分の中で「水」「石」に連なる「花」の立ち位置を見出だせたこと。
これはこの先の制作にとって、実りあることだなぁと感じています。

「花たずさえて」のタイトルが先に浮かんで、
そこから始めた花の絵たち。
たずさえて向かう場所は、空のような水のような茫洋とした場所で
たずさえる「花」は、その花自体もそこへ向かおうとしている。
そうしたものなのだと、そう思っています。

2025.7.22
あくせくと
もう7月も終盤ということで、あくせく描いています。

良いミニ額を見つけたので、それにあわせて描いたものも。

まだ描けていない大きめの作品もいくつかありまして、
そのうちの1つは「秋草」を描くことにしました。

素敵なユリをいただいたので、ガラスの器に入れてみたり。


ガラスの器に花を、というのは今回の展示で早くに浮かんできたイメージで
おそらく「舟」とか「山車」といった「運ばれる花」の見立てなのだと思います。
あと、単純に私がガラス、特に瓶が好きというのもあります(笑)
少し大きめの作品で、このユリの絵をと思いましたが
紆余曲折を経て秋草にしました。
題名で「七種(ななくさ)の音」というのがすっと出てきたままに
秋の七草の色と色が響き合うような景色になればと思っています。
下記はnoteで経過をUPしたもの。
https://note.com/fuyuazami/n/n5765bdc89071?from=notice

これより大きめの作品で2枚、
青い絵を描こうか、これまた決めかねています。
エスキースはあるものの、展示全体の雰囲気や
いま描くべきかどうかなど、もう少し粘って考えてみようと思っています。


Instagramでは小さな作品のメイキングをUP▽▽
こっくりした茶色、少し秋・冬に気持ちを近づけた作品です。
2025.7.16
作品にするきっかけ
今回展示する作品の大半は「花のイメージ」によるものです。
何か特定の花ではなくて、そこから浮かんだ景色。
いつも心象風景寄りの絵を描くので、自然とそうなりました。
ただ、もう少し実際の花に重きを置いた作品も入れようかなということで
バラとアジサイをご用意。






前回の個展でもそうでしたが
和紙の色をあまり消すことなく仕上げる作品と
しっかり絵具をのせていく作品とあります。
石や花をぽつんと描くものは、シンプルな着彩が多い印象。
どことなく「佇まい」を意識しているからかもしれません。


バラもアジサイも9月とはちょっと時期外れですけれど、
描こうかな、というきっかけを人からいただいて作品にしてみました。
スケッチをしていても、綺麗だなと見ていても
絵にするきっかけはそれ以外のところからやってくるものだなぁと
改めて思えた作品たちです。
Instagramでのメイキング動画はこちら▽▽
終わりに映っている青い小菊も、去年の思い出深いスケッチからです。
2025.7.9
ポストカード
個展会場では、ポストカードの展示販売も予定しています。

今回はもう少し広めにスペースを設けまして
何種類かのポストカードを展示します。
1つは「12の景色」シリーズの2025年ver。
それからペン画作品「カルパヴリクシャ」シリーズと、
noteでおなじみの「ブッセ」。

「12の景色」シリーズは、
昨年同様、単品でお買い求め頂ける機会にできたらと思っています。
2024年verもご用意したいなと思いつつ、
ポストカードのボリュームが増えすぎるとどうなんだろう…とちょっと検討中。
どちらかというと、花をテーマに描き下ろしたペン画をメインにするつもりです。

また、ポストカードとは違った印刷物もお披露目できれば。
こちらはちゃんと完成してからお知らせしますね。
7月ということでだいぶ気持ちが煮詰まっております(笑)
ただ、いつもこうして6、7合目ほどで詰まるのは平常運転で
むしろいつも通りのリズムを刻めているのかなとも。
そこで踏ん張れるのはこう思うからです。
止まったって誰が描いてくれるわけでもなし、
自分だけしかこの絵は完成させられない。
学生の頃からずっと、それが私の支えです。

2025.7.4
DMが出来ました
先ほど、DMが届きました。

届いて現物を見て、色味がきちんととれていてホッとしています(笑)
さてDMに載せました作品、
メイキングはこうした感じです。













個展会場のメインになる場所へ飾ります。
基本的に白や黒、白と青が多い作風ですが
うだるような、それでいてどこか郷愁を含んだ赤色、朱色、金色が浮かんでくることがあります。
今回、描けるかどうか…と思いながらメインにこの絵を据えました。
描き出してみれば思いのほか素直に眼の前に出せた1枚だなぁと感じています。
Instagramでのメイキング動画はこちら▽▽
noteでも少し記事にしようかなと思っています。
2025.7.1
着彩5
早いもので7月です。
制作はぼちぼちと、加えてDMの作成などこまごましたことも出てきました。
今回は縦長作品の制作状況。
タテ1.5mの細長いパネルに白い樹を描いています。












墨のもみ紙の風合いを活かしながら、
できるだけ手数少なく、けれどもしっかり雰囲気作りをしたい作品です。

毎日暑くて、外に出ると一気に体力を奪われる季節ですが
絵具の乾きが早いので、そこは嬉しい限りです(笑)
やっぱり大きい作品は夏の制作がはかどりますねぇ、と思いながら
涼し気な画面に熱く取り組んでいます。
Instagramでのメイキング動画はこちらより。
塗ったばかりの絵具の色が共有できるのは、
動画や画像が気軽に使える時代さまさまです。
2025.6.25
着彩4
今回の進捗は、
noteでもすこしご紹介しました小さな真四角の作品。
千の花「ミルフルール」をイメージしたものです。
「ミルフルール」、イタリア語では「ミッレフィオリ」、日本語では「千花(せんか)模様」。
古くは紀元前3世紀末頃からモザイクガラスの模様として親しまれてきました。
たくさんのこまかな花々が星のようにも見える、好きな図像の1つです。






細かく描き込んで、その上からざっくりとまとめて、
また描き起こしてまとめて。
色を少しずつ変えながら、最終の仕上げにもっていきます。

一辺が12cmの可愛らしいサイズ。
もう少し大きなものでも描いてみたい「ミルフルール」のシリーズです。
タイトル候補に「astar」(星の意)もあって、決めかねており。
ぼちぼちそのあたりも考えていかねばなと思っています。
Instagramでのメイキング動画はこちらより。
背景が緑色のものの制作風景です。
2025.6.18
着彩3
前回下塗りでご紹介した作品、今の状況はこうした感じです。

昨日、一昨日は12cm角の小さなものを2枚。
一番大きな60×150cmのものもとりかかっています。
以下はM10号といった、少し大きめの作品の制作画像。
ギャラリーの表に面したウィンドウに展示しようかな、と思っています。









また少し時間をおいて、新しい目になってから仕上げていきたいと思います。
Instagramでリール動画を2本UPしています。
和紙に仕込んだ色が消えていくのを憂いつつ、
塗った絵具の美しい色合いにときめきつつ…
いつものことながら、気持ちがいったりきたり忙しいです(笑)
2025.6.9
着彩2
平行して制作しています。
塗っては乾かし、その乾き待ちに別のものを描いたり塗ったり。
1日、2~3作品をぐるぐる回しています。
着彩前はこうした時間、ペン画や他のことをやっていたのですが
こうなってくると本画制作以外のことはなかなか。
なんとなく自分のモードも変わってくる感じがしています。
前回UPしていた作品は、紙にあらかじめ色をつけていました。
それとは別に和紙そのままを張り込んでから、描いているものもあります。



この作品は、仕上がりが鮮やかな色になる(と思ってます)ので
下塗りもビビッドな色で。
紫色、黄色、オレンジ、紅色、それぞれの混色。
明暗のバランスをとりながら塗り重ね。

最終的には「ルドン」の花のように、
ぼんやりしながらも鮮やかで
すこしパステルの質感を思わせる、そんな仕上がりに。
こうした滲みやぼかしは見えなくなっていくだろうなぁと思いながらも、
イメージを確かめながら目の前に出していくのは楽しいものです。
こちらの下塗りもInstagramにUP。
あまり使ってこなかった華やかな色に囲まれながら、
別作品の白や青を塗る日も楽しみにしています。
2025.5.28
着彩
さて、いよいよ描いていきます。
仕込みました和紙に下図の線を転写して、
まずは下塗りから。



仕上がりの色とは全然違う色を塗っていくこともありますが
最近は素直に、完成に近い色で下塗りしていくことが多いです。
この作品は「花」の形がシンプルなので
下塗りも一色で終了。
背景をどんどん作っていきます。

こうした感じでスポンジを使って絵具を置いていきます


スポンジでこまかな斑点、まだらを作ってやり
その隙間をこまかく埋めていきます。
その箇所ごとに合った色でやる方が綺麗なので、
何色か絵具を重ねたり、混色したり。
「しらつゆ」「白露」のイメージにあわせて
どことなく水を感じるような、そんな背景にしていきます。



岩絵具は色選び・粗さ選びになかなか制限がありますので
そこは絵具棚と作品と相談しながら、
なんとかほしい色になるように重ねていきます。
赤・青・黄色・エンジ色、それぞれ3~6色ほど岩絵具を駆使して(笑)、
思っている色に近づけていきました。

着彩に入れば描いていくだけ。
とは言え、思うようにならないことも勿論あります。
そんな中でこちらの作品は
いいところに落ち着いたなと思っています。
制作の様子をInstagramにUPしています。
とりあえず一作、なんとか工程を記録できました。
最後の方になるとたぶん撮り忘れますが(笑)、楽しんで頂けるよう頑張ります。
下塗りの絵具(水干絵具)を溶いている様子はこちら▽▽
2025.5.24
紙の仕込み2
紙の仕込み、墨verとは別に絵具でのカラフルverも作りました。


絵具を練るのが一番大変。
準備完了までこぎ着けたらちょっと疲れてます(笑)



前回の個展で仕込んだときは
絵具をのせない部分も多くありました。
今回は色を強めに、全面に。



絵具を全面にのせたので、前回より滲み止め液の効きがいまいち。
ということで、別の和紙を裏に貼り込む「裏打ち」ということをしました。
ひと手間ですが、これでだいぶと安心です。


絵具をのせている時の「濡れ色」が本当に綺麗で
そのまま止まって!といつも思います(笑)
またそのあたりの試行錯誤・工夫もしていけたらなと思いつつ、
ひとまず5つのカラフルverが出来ました。
そしてその勢いのまま一作。


紙が出来上がれば描いていくのみです。
今は4作並行で描いています。
Instagramのリールはこちらより。
「真昼野」という作品になる予定の仕込みです。
2025.5.18
パネルへの張り込み
パネルに紙を張っていきます。
パネルのフチに糊をつける。
水で濡らし完全に伸びきった和紙を張り込む。
「水張り」と呼ばれる工程です。
こうすることで
絵具を乗せても和紙がボコボコと“暴れる”ことはありません。



描き方によって、ゆるめに張り込むこともありますが
私はしっかり張り込むタイプです。

最後に、角の紙を折りたたんで糊で貼ります。




綺麗に収まるたたみ方ですが
和紙の厚みによっては、見た目が少し不格好になることも。
そんな時はもうひと仕事。






額縁なしで展示する作品や
小さなものはパネル側面の始末も目につきます。
他の画家さんの展示で勉強させてもらうことも多々。
こうして張り込みを済ませたら、ようやく画面の出来上がりです。
Instagramでは大きな作品の「水張り」をUPしています。
この動画を撮っている時、
えいやっと紙を上手にひっくり返せて、とても安心しました(笑)
2025.5.12
紙の仕込み
下準備が出来てきました。
草稿が終わっているものから描いていきます。
パネルに和紙を張り込んでいきますが
その前に仕込みをするものもいくつか。
前回の個展制作でも登場した「墨のもみ紙」を作っていきます。

材料も作り方も前と同じですが、
今回は600×1500mmの大きめ作品に使います。
作品のイメージに合わせて、墨の仕込みもすこしコントラスト強めに。


生紙をもんで、そこに墨をにじませて、
アイロンをかけて紙を平らにし、滲み止めをほどこす。
このやり方もだいぶ板についてきました。
今回は、この紙に初めて「樹」を描きます。
どんな風になるのか楽しみです。
Instagramにて仕込みの様子をUPしています。
いつものことながら、雲肌麻紙を揉み込むときには
ドキドキと「綺麗な紙肌なのにごめん!」の気持ちでいっぱいです;;
2025.5.5
草稿
エスキースもだいたい描け
パネルが届いたということで
「草稿」=下図を作成しています。
「草稿」は輪郭線のみを描いたもの。
本画制作の際に、その線を写して使う線描図です。
線を写した後も、草稿を見て形を確認したりと
絵の構図やモチーフの形がくずれないようにするための図面。
原寸大で形を一度決めてしまうのは、何かと大事な工程です。
ですが、私は線描だけで済まない「草稿」をよくよく作っていまして
たとえばこちら。

わりとガシガシ鉛筆で調子をつけています(笑)
着彩をしっかりする方もいらっしゃるので、
要は原寸大の最終確認図みたいなものだなと思っています。
私の場合は
くっきりかっきりモノを描く、というよりも
なにかそこにある流れや雰囲気を描こうとする。
すると、どうもこうした感じのモヤモヤっとした草稿になっていきます。


Instagramでも制作状況をUPし始めました。
どうにもこうした動画にはBGMがつけられません(笑)
2025.4.30
パネルが届きました
先日、パネルが届きました。
いつもお世話になっている地元の木工所さん。
この度も嬉しいおまけつきで恐縮しながらホクホクしています(笑)

パネルがくると、実際に描くべきものが目の前に現れる、
その感覚に身が引き締まるような、高鳴るような。
地面に絵を描いていた小さな頃。
その頃と変わらない楽しさがありながら
それでもタブローには、やはりの特別感があります。
気温も上がってきてカラリとした5月は
制作にもってこいの季節。
順調に進められますように。
今回描くかはわかりませんが、
出来たエスキースをいくつか。





公式サイトなので、
「どのSNSよりもここにたくさんUPせねば!」と思っております(笑)
2025.4.23
エスキース5
やはりヤマを越えたようで、昨日も順調でした。
とってもホッとしています(笑)
なによりやっぱり、こうして描きたい絵が出てくることは
何にも代えがたい喜びです。
もうすぐパネルが届きます。
何枚かは実際に取り掛かれるようにしないと。

この朱色のようなオレンジがかった赤色は
「花」と聞いた時に思い浮かべて手に取る色です。
たぶん白と青によく似合う色だからかなと思っています。

6月にはDMが出来ていないといけないので、
5月は最初の山場。
ヤマを越えてから山場が1つ、2つほどあって
だいたいいつも7合目ぐらいに谷があります(笑)
9月は拓けた場所と気持ちで、絵を見て頂けますよう
あせらずあわてずあきらめず、描き進めて参ります。
2025.4.21
エスキース4
じわじわと作っています。
昨日、なにかヤマを越えた感じを覚えました。

いつも通り「線描」で形を見てから、そこに色を、と思っていましたが
今回は色から作っていくエスキースの方が良さそう。
描いては消して、描いては消して
そこに色鉛筆やパステルで見えそうなものを描いていたら
ふいっと着地点が出てきたような気分です。

色々こねてこねてしてきたものが
なんだか上手く抜けていかないなぁという段階のあとに、
こうして「越える」ポイントがあって
こうなると早いです(笑)
おかげで昨日はわらわら出てきました。

いい感じで出る時はとにかく急いで出す。
そのうちの半分は「勘違い」とか「興奮状態」の盲目モードなので(笑)、
そこから落ち着いて精査。
アナログでもデジタルでもなんでも良いので
まずは目の前に出すのみです。


2025.4.13
エスキース3
まだまだエスキース作り。
デジタルだけで済むわけではないので
この先、アナログでの仕上げがあるものの
まだまだPCにかじりついています。
こちらは今回1番大きくなるだろうサイズ、600×1500mm。
ヨコ長も好きですがタテ長も好き、
木を描こうかなと思っています。

もちろん私のことなので、まだどうなるかはわかりません(笑)
以前描いた「落月」の山月や武蔵野と同じような描き方でいけるかな、
そう思っているのですが。
小さな作品もぽつぽつと。


千花模様ミルフルール、押し花などなど
色んなイメージが広がっては消えて、浮かんでは流れて。
「見てみたい」
そう思えた時、
やっとそのイメージの裾に、指先で触れたような気持ちがします。
2025.4.9
エスキース2
引き続きエスキース作り。
A4のコピー用紙に鉛筆で。
そんなラフなイメージ出しがいったん出来たので
前回同様、デジタルペイントで色つきのイメージ図を作っていきます。
今回は「花」がテーマ。
なんとなくいつもより早くイメージが浮かんでいる気がします。

とはいえ、今作っていっているデジタルペイントのイメージ図は
たぶん私以外には「なんのこっちゃ」の色のかたまり。
「見えない」と詰めていけないタイプ。
ぼんやりとでも、人には見えていなくても
まずは「見えそうなもの」を目の前に出すところから。
この茫洋としたイメージは真昼の野で、
歌人・河野裕子さんの短歌を片隅に想いながら作っています。
白萩に白萩こぼるるひるつかた遠くまで陽が照り追憶に似る 『歩く ー河野裕子歌集』 青磁社,2001
白秋の昼つ方。
中原中也『一つのメルヘン』のように、
秋の陽は遠く白く、ただただ明るい。
そんな景色が見えています。
2025.4.3
エスキース1
ラフなイメージ図、エスキース作りをしています。
ぼんやりとしたイメージはまだ白紙に近い状態。
パネルのサイズを決めて、まずはその世界に枠組みを。
その枠組みの中でイメージをゆっくり起こしていく。

こうしたイメージ図を作っているときには
いつも切れ切れの言葉、語句が浮かんできます。
それはA3サイズの別紙に書き出しておいて。
この先、描き上げていくまでの拠り所・みちしるべ・錨のような、私の字引きとなります。
足が止まった時や立ち止まりたい時、
最初に沸き上がったイメージを振り返るための灯台。
ヘンゼルとグレーテルがそっと置いていく、白い小石のようなもの。
「そっと置いていく」と上品に言いましたが、実際はかなり乱雑(笑)
誰に見せるわけでもないので
脈絡もない「自分ことば」の走り書きだらけ。
“うすよう、花天蓋、はだれ、刺花、水中の刺青の美しさ
逍遥、ルドン、透過光、色粉、玄黄…”
途中、その言葉が気になって調べ物の道草を食っていると
あっという間に時間が経ちます。
我ながら呑気で夢見がちな時間だとも思いますが
描き進めていく最中、
ふとわけもなく振り返った時に見返す光は
静かにしっかりと灯っていてほしいと、そう思うのです。
2025.3.27
パネル発注
先週、パネルを発注しました。
前回の個展同様にレイアウトをある程度考えて、
必要なサイズと枚数を出して。
このサイズ出し、意外と神経を使います。

普段は「とても横長」など、変形サイズに描くことが多い私。
お世話になっているパネル屋さんに細かなサイズを伝えてばかりです(笑)
画面の形で描きたいことが左右されるため
サイズ出しの時点で描く絵がちょっとイメージできていないと
発注のGOサインが出せない。
ところが今回は、珍しく既定サイズが多いレイアウトとなりました。
すこし大きめの作品も数点展示の予定です。
前回の絵画展「みずのあとさき」とは
一見すると雰囲気が異なりながら「底に流れるものは同じ」。
そんな展示になるのだろうなと考えています。