
2026年の最初の個展は、京都三条河原町・アートギャラリー北野にて開催いたします。
本展に関するお知らせは、順次こちらのページにて掲載して参ります。
開催までの道のりをどうぞお楽しみください。
会場はこちら、アートギャラリー北野さま。
2024年の初個展をさせて頂いた会場です。
アートギャラリー北野
https://www.gallery-kitano.com/
コンセプトは、人と物、人と人の「未知との出会い」。
京都・河原町三条の大通りに面し、落ち着きのある佇まいと、気軽に入れる雰囲気をたずさえたギャラリーです。

今回は「夜」をテーマに、40点ほど描き下ろします。
想いにふける夜、一人たゆたう夜。
静かな暗闇の中にある、ほのかな明るさや居場所を描ければと思っています。
初個展とはまた違った景色を楽しんで頂けますよう、誠心誠意はげんで参ります。
髙井みいる 絵画展 夜のひとひら
- 会期:2026年4月22日(水) – 4月27日(月)
- 時間:11:00 – 19:00 ※最終日は18:00まで
- 会場:アートギャラリー北野1階(京都市三条河原町)
* 材料や道具につきましては「絵具・道具の用語集」ページにて。あわせてご覧ください。
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2026.2.25
DMの入稿
2月中に!と思っていましたDMデータの入稿、本日完了しました。

今回のDM、デザインに悩みました。
結果、すごくシンプルなものになったので、いったい何に悩んだのか見えないかなと思いますが(笑)
これまでの個展で少しひっかかっていたDMの諸問題に、1つ答えが出せたように思います。
仕上がったものを見て納得がいけば、今後は同様のデザインでいけそうな気がしています。
出来上がりは来月中旬。
郵便でのお送りは4月上旬頃。
会場で持ち帰って頂けるお土産でもありますので、どうぞお楽しみに
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2026.2.18
綿布の試作
ここ数日、制作の合間に綿布の試作を行っていました。

ちらちらnoteなどでも書いていましたが、今回の展示に綿布の大きな絵を描こうと思っています。
なぜ綿布、というのは色々事情があるのですけれども(笑)
学生時代には数作取り組んでいまして、その中には良い作品もありました。
ただ、基底材と絵具、膠の関係について浅い知識・経験だったので、後々いくつか表面にヒビが入ったりしたんですね。
それと、和紙に比べると発色が鈍くなりがちで、ここ15年は和紙ばかりに描いていました。
今回はそうした経験を踏まえて、きちんと定着して保存も出来て、なおかつ新しい引き出しに出来ないものかなと、取り組んでみています。
基底材が変わると、やはり世界が変わります。
その試作の一部始終やレシピを、先ほどコラムにあげました。
だいぶボリュームたっぷりなので、分割しております(笑)
noteでは、途中のすったもんだなどを面白おかしく書こうと思っていますので、またそちらも一緒にお楽しみください。
さて、大作の下準備が出来ましたので、春に向けて大きく体を動かしていきたいなと思います。
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2026.2.11
白い絵
青い小品から描き始めていた今回の制作、ぼちぼち違うテイストのものにも取りかかっています。
前回、下図を載せていた作品は着彩するとこうした感じです。





だいたい出来たら一旦、箱にしまって。
また少ししてから落ち着いた目で仕上げていくこととしています。
どうも一気呵成に描くと、描いてきた労力に対して「愛着」が強くなりすぎて、冷静に仕上げにくいんですね(笑)
また4月はじめ頃に、順繰り仕上げます。
「夜=淵」というところからスタートした今回。
暗がりを青い空間としてイメージしてきました。
それから、薄明、夜明け、月光、などなど広がって。
落ち着くところは、光と影のうつろいかもしれないなぁと感じながら描いています、

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2026.2.3
指の色
もう2月ということで、ぼちぼちDMや作品の箱なども用意していかねばなりません。
そんなことを考えつつも、目下、小さな作品をひたすら描いています。
大きいのはワーッとラストスパートで描きます(笑)
その大作の乾き待ちに、いま描いている小品の仕上げが出来たら良いな。
そんなイメージで段取りしています。
今回、いちばん小さな作品は120×120mm。
変形で100×205㎜もあります。
大作ばかりを描いていた頃に比べると、本当に小さな画面ではありますが、描きだすと途方もなく広いなぁと感じること多々です。
そんな小品たち、だいたいはこうした流れで図を作っています。



今回はもっぱら鉛筆で下図を作っています。
「走り描きのイメージ → ちょっと真面目なエスキース → 実寸の下図」
小品はパッとイメージがつかめたら、そのまま着彩に。
色を塗りながら「見えてきた形」を更に詰めていって、このシリーズは進めています。



こうして指で雰囲気を作るタイプの下図は、やり出すと手が汚れるのもあり、こうしたモヤモヤを本紙に転写する時こまることもあり、
「線描だけでなんとかならんかな」と思うのですが、やり始めたら気にならなくなります(笑)
結局がっつり指を黒くしながら作っていく。
ぼかすのは、ティッシュやスポンジという手段もありますが、指じゃないと出来ない表情がありますね。
指が汚れるというと今回は着彩時もそうで、中指が青く染まっています。


少量の絵具を溶いて、それを紙にすりつけるように描いているこのシリーズ。
乳鉢や乳棒で溶くほどの量が必要なくてですね。
毎日、着彩前に10色ほどを少しだけ溶いて使っています。
淡い緑色や黄土色は指に色が残りませんが、青系はよくよく残ります。
今日も自宅でPC作業しながら、中指は少し青いまま。
鉛筆の陰影作りも絵具溶きも「指でないと」の場合があって。
そうして、そんな色に染まった自分の指が、私は嫌いではありません。
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2026.1.28
和紙色々の裏打ち作業
おおよそ作品すべての方向性が見えてきました。
ということで、その作品に合った和紙・描いてみたい和紙を用意していきます。
以前から取り組んでみたかった色々な和紙。
今回の個展では、そんな「紙」への試みも1つのテーマです。
使用してみたい紙は、京都の和紙店や画材屋さんで購入してきました。
それぞれ習作を作りながら、描き味を確認していたのが昨年末です。
パネルに張り込むだけでは描けないものもありますので、そうした和紙には、裏から別の和紙を貼りこむ「裏打ち」という作業をしていきます。

一番上の模様のある紙が「描く紙」、真ん中のグレーの紙は「描く紙」の模様をはっきり見せる用のもの。
一番下の紙が、土台となる和紙です。
まずは土台の紙に、真ん中のグレーの紙を貼り合わせます。




全面に糊を引かない「袋貼り」という方法もありますが、今回は小品用なので全面糊付け。



こうして貼り合わせた紙たちがこちらです。

乾きの早いものもあれば、時間がかかるものもあり。
たくさん作っていると、すべての裏打ちを終える頃に早いものは乾いています。
今回は30枚ほど作りました。
Instagramの動画では、これでオシマイなのですが、ここからまだもう一仕事あります(笑)
和紙の滲み止め、ドーサ引きです。



ドーサを表面に1回引いて乾かして、乾いたら裏面に引いて乾かして。
まだ吸い込むな、というものはもう一度、表面から引いて乾かします。
薄い和紙なので、波打ったり端がめくれあがったり。
ドーサ液が乾いたら、最後に重石(分厚い図鑑や図録など)を乗せて終了。
翌朝には裏打ち・滲み止めを済ませた「1枚」の和紙の完成です。

作業自体は淡々とできるものの、どの和紙を組み合わせるか、糊・滲み止めの濃度はどうするか等々、プランを立てるのに苦労しました。
初めての試みはいつもこうした苦労がつきものですが、一度やってみないとわからないもの。
一周回って結局いつもの和紙に戻るかもしれません(笑)
それでも、新しい景色が見られるだろうと思って、やってみたいことを試みています。
Instagramでの裏打動画、
noteでの腰痛話(笑)はこちらです▽▽
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2026.1.20
形をとる
着彩と並行して、別の作品の図を起こしています。



デジタルペイントで下図を作ることもやっていましたが、どうにも今回は「あぶりだす」ように描いていくため、鉛筆でああでもないこうでもないと探っていく方法が良い感じです。


形がとれたら、パネルに張り込んだ和紙に転写します。



こちらのカーボン紙、かれこれ15年ほど使ってますね(笑)
淡く転写するのにちょうど良いヘタレ感となってきました。
下図を描いて、紙を張って、転写して。
おおよそ6~8枚を並行して制作。
半ばほど着彩したら、別のグループの下図を作って。
そんな風に少しずつずらしながら、小さな「夜のひとひら」がたくさん出来てきています。
先週ご紹介した制作、InstagramでメイキングをUPしています▽▽
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2026.1.14
12cmの四角形
紙張りしていました12cm四方のパネル、こうした感じで張りあがりました。

小さな作品は、おおまかなイメージを作った後、うすく鉛筆で下描き。
その後はひたすら着彩です。



着彩は水干絵具にて。
青色、藍色、黒緑青系統の絵具を使っています。



今回も複数枚を並行して制作。
塗っては乾かし、別の作品をして、乾いたらまた塗って。
「兄弟作・姉妹作」といった感じです。


水干絵具と和紙の織り成す、細かな滲み、光るような風合いが好きです。


いったん終了にして、また後日ながめて手を入れて。
少しずつ重ねていく。
そんな作品です。
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2026.1.7
紙張り
今回の展示用に40点ほど制作を予定しています。
おおよその展示プランを作って、それをもとにパネルの発注。
絵のイメージがある程度固まったら、使う紙を決めて必要な寸法を割り出す。
パネルと紙は昨年中に用意しており、何枚かはすでに描き始めています。

今回、スクエア(正方形)の小さなパネルをたくさん用意しました。
十数枚をかためて展示して、またたくような一群になればな、と思っています。



いつもは下図・エスキースを作って描くことが多いのですが、今回の小品は「描きながら作る」が多くなるかもしれません。
「夜」を描こうとしたときに、何か具体的な形を置くことが難しくて、画面にのせた色、その滲みや形から見えたものを、少しずつあぶり出していくような。
そんな制作をしています。
いつにも増して「見える」「見えない」「見えそう」と、目を細めながらの制作です。
Instagramでのメイキング動画はこちら▽▽