たやすく
するりと絵が生まれるときがある
言葉がそれに拍車をかける
至らぬところはあるけれど
どうぞまたこれで
一枚の絵が描いていける
まとまった期間とりくむ絵を描くとき
最初にエスキースと呼ばれるかんたんなイメージを描きます。
それがするりと出て、そこから最後の完成までもが
なんとなく見えきってしまうそんな作品もあります。
2017年に描き上げた「星おくり」はまさにそうしたものでした。
あまりにもするりと出てきてしまったからか、
驚いた私はそれをエスキースの端に書留め
見失わないようにそっと描き始めました。