石を見ていると美しいと思います。
手元に置いているものの多くは
きらびやかな鉱石ではなく、パワーストーンでもない川原から拾ってきたもの。
どちらかというと凹凸の少ないつるりとしたものが好きなようです。
石は
かたく、動かず、そこにあるものとして
何か憧れるような見上げたくなるような、そんな気持ちにさせてくれます。
やまない流れの水の傍にあって、あるいはそのただ中で
じっとそこにあるもの。
そのたしかさを確かめたくて、近付いてみたくて描き始めたのかもしれません。
いくつも同じような形をして、重なり重なられ川原にある中で
何を言うわけでもなくそこにあり続ける石の光景は
確かな落ち着きを与えてくれるように思います。