スケッチのコツ



紫陽花の季節です。


アトリエは閑静な住宅街の中。
なんてことのない場所ではありますが、静かで季節の花が楽しめるそんなエリアです。

昨日も画帳を片手に、カメラを斜めがけにして近所でスケッチしました。
ポケットには1本の鉛筆。
それから愛用のシャープペンシルと消しゴムを入れて。


小一時間ほどのスケッチタイムは
気分転換、ちょっとした運動、手慣らし、資料ストックを兼ねた良い時間です。



昨日はこちら。




ぼちぼち開こうとしている紫陽花。


道の片隅に立ちながら、
あたりを軽くとってざっくりと線を起こしていきます。







面で明暗をとらず、
だいたいこうした線描だけで切り上げます。


スケッチのコツ、自分に言い聞かせていることは
「あまりきっちり描かないこと」



視点が動いたり、角度が違ったり
花の一つ一つを細かにとれたりしないものですが
それはそうしたものとして。



それよりもそのスケッチ一枚が、全体的に調和するよう
大きな目で眺めることを大事にしています。


写真トレースではない、肉筆の良さって
そういう即興のバランス感覚なのかもしれません。










アトリエに戻ってから少し手を加えます。


線描のみではわかりづらいところなど
陰影を入れてやって、あとあと見やすいような資料にするイメージで。








集中するとあっという間に時間が経ってしまう、そんな楽しみ。


スケッチ含めて2時間まで!と、自戒するのがいちばん大変です。

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